Japanese
English
調査
特別養護老人ホーム入居者のコミュニケーション障害に関する予備的調査
A Preliminary Study of Communication Disorders in Nursing Home Residents.
黒田 喜寿
1,2
,
黒田 理子
2
,
高橋 克朗
2
Yoshitoshi Kuroda
1,2
,
Riko Kuroda
2
,
Katsuro Takahashi
2
1長崎森の木脳神経外科
2国立長崎中央病院精神科
1Morinoki Neurosurgery
2Department of Psychiatry, Nagasaki Chuo National Hospital
キーワード:
特別養護老人ホーム
,
コミュニケーション障害
,
生活行動
Keyword:
特別養護老人ホーム
,
コミュニケーション障害
,
生活行動
pp.1071-1074
発行日 1995年12月10日
Published Date 1995/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107999
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はじめに
特別養護老人ホームは,身体上または精神上の障害を持ち在宅で介護が困難な高齢者のための入居型福祉施設であり,全国にほぼ20万人の入居者がいると目されている.身体的・社会的に制限された条件で生活する高齢者にとって,他の入居者や職員等との意思疎通が円滑に行われることは,生活の質を高めるための一つの欠かせざる条件と考えられるが,このような施設の入居者におけるコミュニケーション障害に関する報告はきわめて少ないのが現状である.
この研究の目的は,特別養護老人ホームに居住する高齢者のコミュニケーション障害の実態やその生活行動との関係について予備的な調査を行い,今後の調査および援助の方向性について若干の指針を得ることである.
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