スコープ
靴型装具(整形外科靴)と講習会の開催
田澤 英二
1
1国立身体障害者リハビリテーションセンター
pp.257-258
発行日 1995年3月10日
Published Date 1995/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107825
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足の病は現代病であろう.特に女性の外反母趾はハイヒール障害であり,足(靴)の美観追求は不健康の基といっても過言ではない.しかし.足の変形を持つ人にとって履ける靴にめぐりあうことは容易ではない.
日本では,既製品の靴は長さの選択はあるが,幅の選択は皆無である.靴は足の服というのが靴に対する考え方である.日本人は下駄,草履の世界であり,靴は窮屈な履物という感じがある.靴と履物を大別すると,足の甲を包み込む閉鎖性と,甲をおおわない開放性履物とに分かれ,前者がいわゆる靴で,後者はサンダル,下駄であると記されている.
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