Japanese
English
講座 リハビリテーションと臨床検査
3.心筋梗塞のリハビリテーションと臨床検査
Rehabilitation of Acute Myocardial Infarction and Clinical Examination.
金井 隆之
1
,
藤田 良範
1
Takayuki Kanai
1
,
Yoshinori Fujita
1
1昭和大学医学部第3内科
1The Third Department of Internal Medicine, School of Medicine, Showa University
キーワード:
心筋梗塞
,
リハビリテーション
,
運動負荷試験
Keyword:
心筋梗塞
,
リハビリテーション
,
運動負荷試験
pp.229-234
発行日 1993年3月10日
Published Date 1993/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107319
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はじめに
近年わが国でも食生活の欧米化や高齢化などにより急性心筋梗塞が増加している.発症年齢の若年化もみられ,急性心筋梗塞の社会的な重要性が増している.心筋梗塞急性期は心不全.重症不整脈,心原性ショックなどの合併症を伴うことが多いが,CCUの発達,発症早期のICT(冠動脈内血栓溶解療法)やPTCA(経皮的冠動脈形成術)の施行により急性期死亡率は減少してきており,順調に回復していく例も多くなっている.このため,職場復帰や二次予防のためにもリハビリテーションの重要性が増している.
本稿では,心筋梗塞の絶対安静期を脱した患者に施行される入院中リハビリテーションと慢性期のリハビリテーションおよびリハビリテーション進行に必要な臨床検査などについて述べる.
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