Japanese
English
症例報告 悪性腫瘍とリハビリテーション
上腕骨悪性腫瘍患者に対する作業療法の経験
Experience in Occupational Therapy for a Patient with Malignant Bone Tumor of Humerus.
安田 智永子
1
,
高島 孝之
2
Chieko Yasuda
1
,
Takayuki Takashima
2
1神戸大学医学部附属病院理学療法部
2神戸大学医学部附属病院整形外科
1Department of Physical Therapy, Kobe University Hospital
2Department of Orthopedic Surgery, Kobe University Hospital
キーワード:
悪性腫瘍
,
ニーズ
,
装具
Keyword:
悪性腫瘍
,
ニーズ
,
装具
pp.210-212
発行日 1993年3月10日
Published Date 1993/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107313
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はじめに
悪性腫瘍は近年死亡原因の第一位を占めている.しかし診断・治療技術の進歩により早期発見や延命が可能となり,時には治癒も望むことができるようになってきている.そして社会一般においても,「告知」,「人生の質(Quality of life;QOL)」,「ホスピス」,「尊厳死」などが取り上げられることが多い.そのような流れのなかで作業療法士が悪性腫瘍患者のリハビリテーションに関与する機会も増しつつある.
今回,悪性度の高い骨腫瘍患者に積極的な作業療法(以下,OT)を行った,その症例を紹介し,症例を通して学んだ悪性腫瘍患者のリハビリテーションに関して,施行上での問題点も含め報告する.
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