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講座 リハビリテーション医に必要な脳・脊髄のMRIの知識
9.脊柱管狭窄性病変
Magnetic Resonance Imaging of the Spinal Canal Stenosis.
塚本 良樹
1
,
内田 和彦
1
,
大野 正人
1
Yoshiki Tsukamoto
1
,
Kazuhiko Uchida
1
,
Masato Ohno
1
1九州労災病院放射線科
1Department of Radiology, Kyushu Rosai Hospital
キーワード:
脊柱管狭窄症
,
MRI
Keyword:
脊柱管狭窄症
,
MRI
pp.1091-1097
発行日 1992年10月10日
Published Date 1992/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107215
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はじめに
脊柱管狭窄を起こす疾患としては,先天性脊柱管狭窄症,変形性脊椎症,椎間板ヘルニア,靭帯骨化症をはじめとして,脊椎骨の腫瘍,炎症など多彩である.MRIは侵襲のないこと,任意の断層面の撮像ができること,信号強度の差による組織の区別がたやすいことなど,本疾患の診断に絶大な威力を発揮する.しかし石灰化,骨組織の識別や空間分解能などについては単純X線写真,CTあるいはCTミエログラフィーなどが部分的に優るところがあり,これら従来の検査法とMRIとを組み合わせることによりさらに正確な診断ができる.ここではわれわれの経験した代表例を呈示しつつ,MRI所見について述べる.
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