Japanese
English
特集 リハビリテーション看護の新たなる見直し
リハビリテーション看護における患者アプローチ法
Approach to Patients in Rehabilitation Nursing.
北代 直美
1
,
門脇 恭子
1
Naomi Kitashiro
1
,
Kyoko Kadowaki
1
1七沢リハビリテーション病院脳血管センター
1Nanasawa Rehabilitation Hospital, Comprehensive Stroke Center
キーワード:
リハビリテーション看護
,
障害受容
,
家族指導
,
動機づけ
Keyword:
リハビリテーション看護
,
障害受容
,
家族指導
,
動機づけ
pp.867-869
発行日 1991年9月10日
Published Date 1991/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106896
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はじめに
リハビリテーションの理念である「障害者の全人的復権」のもとに看護は展開される.リハビリテーション看護の目的は,障害を持ちながら,その人らしく生きることへの援助である.
そして,リハビリテーション・ナースは,身辺自立に向けての援助を通して,患者を“生活していく人”ととらえることである.例えば,食事の援助について述べると,ただ単に食べるという機能的な面だけでなく,食事にまつわる諸問題,誰がつくり,どのような形態を,誰が食べさせるか,つまり介護の問題を入院中から家族とともに考えていかなければならない.そして,ナース自身,自立とは何かを考察し,理解するとともに,日常生活への援助には心理的アプローチが不可欠であることを知っていなければならない.
以下,それについて述べる.
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