ひと
平成二年度「朝日社会福祉賞」を受賞された日本盲人職能開発センター所長 松井新二郎氏
川野 楠己
1
1元NHK
pp.497
発行日 1991年5月10日
Published Date 1991/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106816
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「失明は両眼を失うばかりか，文字を書く手と歩く脚を失う．したがって，この手と脚を取り戻すこと．これが失明者を救う急務です……」と熱っぽく語る松井さんの講演は定評がある．緩急自在に語りかける話術に加えて，松井さんが失明を克服して歩んで来た豊富な体験と努力の足跡が，その講演にインパクトを与える．
第二次大戦で失明後，日大で心理学を専攻，終戦後から一貫して中途失明者の社会復帰のための教育・訓練に，その半生を捧げて来た．
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