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重藤・秋月両氏朝日賞(社会奉仕賞)を受賞
pp.82
発行日 1975年1月1日
Published Date 1975/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205531
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昭和49年度朝日賞の贈呈式が,1月16日午後,東京・有楽町の朝日新聞社講堂で挙行された.荒畑寒村,山本安英,桑原武夫,山川民夫,大沢文夫氏ら5名の文化賞受賞者に加え,社会奉仕賞の部門では重藤文夫(日赤広島原爆病院長),秋月辰一郎(長崎・聖フランシスコ病院長)の2氏が賞を受けられた.
重藤・秋月両氏とも,原爆の投下された広島・長崎の地にあって,30年の長きにわたり献身的に被爆者の医療に挺身された医師として,そのお名前はかねてより広く知られた方々である.贈呈式に引き続いて行われた記念講演では,「被爆医師による原爆治療」と題して作家の大江健三郎氏が重藤氏の業績を,そして同じく作家の佐多稲子氏が「医師として,長崎の証言者として」と,秋月氏の業績を熱っぽく紹介された.
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