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講座 日常生活動作の再検討(1)
日常生活動作を再考する―QOL向上のためのADLを目指して
Reconsideration of Activities of Daily Living: Activties of daily living reconsidered―toward“ADL for better QOL”.
上田 敏
1
Satoshi Ueda
1
1東京大学医学部付属病院リハビリテーション部
1Central Rehabilitation Service, University of Tokyo Hospital
キーワード:
日常生活動作(ADL)
,
QOL(quality of life)
Keyword:
日常生活動作(ADL)
,
QOL(quality of life)
pp.69-74
発行日 1991年1月10日
Published Date 1991/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106713
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ADLの歴史を振り返る―その発展と反省
日常生活動作(activities of daily living; ADL)はリハビリテーション(以下,リハと略)における最も重要なキー・コンセプトの一つである.歴史的にみても,第二次大戦直後にリハ医学が独立した(その最もよい指標はアメリカにおける1947年の専門医制度の発足)とき,新しい学問のアイデンティティを最もよく示したのがこのADLであった.それまでの医学では「生命」の視点が支配的であったのに対して,ADLの概念によって医学の世界に初めて「生活」の視点が導入されたのである.
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