Japanese
English
特集 包括医療システムの中のリハビリテーション
事例報告:包括医療の中でのリハビリテーションの試み
障害児リハビリテーション
Rehabilitation Service for Children with Disabilities.
里宇 明元
1
Meigen Liu
1
1国立養所東埼玉病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Higashisaitama National Hospital
キーワード:
障害児リハビリテーション
,
包括医療
,
医療・教育プログラム
Keyword:
障害児リハビリテーション
,
包括医療
,
医療・教育プログラム
pp.23-27
発行日 1991年1月10日
Published Date 1991/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106704
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はじめに
我が国の障害児リハビリテーション(以下,リハと略す)は,高木による先駆的な療育の創設に始まり,整肢療護園の開設(1942年),児童福祉法の制定(1947年),肢体不自由児施設を中心とした療育の発展と歩んできた1).しかしながら,対象疾患の変貌,早期発見・早期療育の浸透,脳性麻痺像の変容,国際的な脱施設化の潮流などを経て,療育の場は施設から在宅へと変化し,施設も地域の核としての脱皮を計るようになった2).このような流れの中で,医療,教育,福祉の各分野でサービスの充実が試みられているが,未だ体系化されたシステムは整備されていないのが現状である.
本稿ではまず我が国の障害児リハのシステムを概観し,次に筆者の施設で行っているサービスを紹介しながら問題点を考えていきたい.
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