座談会
社会福祉施設体系におけるリハビリテーションの役割をめぐって
今田 拓
1
,
小山 秀夫
2
,
寺山 久美子
3
,
西野 勝久
4
,
小川 孟
5
1宮城県拓杏園
2病院管理研究所
3東京都立医療技術短期大学
4香川県身障リハセンター
5横浜市総合リハセンター
pp.1119-1126
発行日 1987年12月10日
Published Date 1987/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106691
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社会福祉施設の分けかた
今田 本誌の講座で社会福祉施設の解説が連載されましたが,リハビリテーションに携わっている者の立場から,社会福祉施設におけるリハビリテーションの役割を考え直してみようという企画をいたしました.
社会福祉施設と一言に言っても,いろんな分類の仕方がある.まず,目的から分類すると,1つは,更生とか,リハビリテーションとか,そういう目的を持った一群,それから,作業をする施設,授産施設に代表される一群,あとは基本的な生活の場を与える生活施設.それから,地域の方々のための利用施設の4つになります.又別の見かたで,対象者を預かるか,それとも通わせてサービスするかという在宅と入所という分類方法もあるかと思います.また,法律的に社会福祉事業として,第1種と第2種認可施設と未認可の施設そういうような分類もあるかと思います.もう1つの分類としては,社会福祉6法という行政制度の中で固有の目的を持った分け方,老人福祉施設とか,身体障害者の施設とか,精神薄弱者の施設という分け方もあるかと思います.
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