Japanese
English
特集 子供のリハビリテーション
Ⅲ.子供のリハビリテーション(脳性麻痺を除く)
小児心疾患とリハビリテーション
Cardiac Rehabilitation for Children.
蜂須賀 研二
1
Kenji Hachisuka
1
1慶応義塾大学病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine.
キーワード:
小児心疾患
,
運動規制
,
リハビリテーション
Keyword:
小児心疾患
,
運動規制
,
リハビリテーション
pp.847-853
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106629
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はじめに
成人の心疾患に対するリハビリテーションは,既に幾つかの循環器内科やリハビリ科において検討が加えられ,殊に心筋梗塞後のリハビリは広く施行されるようになってきた.一方,小児の心疾患に対するリハビリは,Krusenのリハビリ教科書にも該当する項目は無く,リハビリの基本的項目として広く認知されているとは言いがたい.しかし,リハビリ医の立場からは,成人の心筋梗塞後のリハビリの手法を応用して,小児心疾患の治療にもリハビリ医が参加できるかどうか,さらに心疾患を持った小児が麻痺性疾患や外傷などの障害を合わせ持った場合に,リハビリ施行上どんな注意がいるか,などの疑問がある.そこで,今回はこれらの疑問の回答を考えながら,運動量管理の原則と小児心疾患の概観を述べる事にした.
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