Japanese
English
症例報告
下腿切断を回避して保存的療法により治癒した糖尿病性壊疽症例
A Case of Diabetic Gangrene Healed by Conservative Therapy without Leg Amputation
斧 壽美子
1
Sumiko Ono
1
1兵庫県リハビリテーションセンター附属中央病院内科
1Department of Internal Medicine, Affiliated Central Hospital, Hyogo Rehabilitation Center
キーワード:
糖尿病性壊疽
,
糖尿病の保存的療法
Keyword:
糖尿病性壊疽
,
糖尿病の保存的療法
pp.193-196
発行日 1990年3月10日
Published Date 1990/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106233
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緒言
欧米では糖尿病患者の合併症として,下肢壊疽は頻度が高く,最近は本邦においても1~3%の頻度でみられると報告1~4)されている.壊疽は治療に対して抵抗性であり,患者にとっては肉体的のみならず,精神的にも苦痛が大きく,糖尿病性壊疽の予防およびその治療は重要な課題である.
下腿切断が必要であると診断されて入院した糖尿病性壊疽を有する患者で,内科的に糖尿病のコントロールを行い,保存的療法により壊疽を治癒せしめえた症例を経験したので報告する.
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