Japanese
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特集 肢体不自由児の最近の動向
脳性麻痺児のリハビリテーションの流れ―地方における動向
Local Trend of Rehabilitation for Children with Cerebral Palsy.
七戸 幸夫
1
Yukio Shichinohe
1
1北海道立旭川肢体不自由児総合療育センター
1Asahikawa Rohabilitation Center for Disabled Children
キーワード:
肢体不自由児施設
,
北海道の脳性麻痺児
,
CBR
Keyword:
肢体不自由児施設
,
北海道の脳性麻痺児
,
CBR
pp.19-23
発行日 1990年1月10日
Published Date 1990/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106194
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いとぐち
肢体不自由児とともに歩んですでに32年となるが,その最近の変動は著しいものがある.対象となるポリオ児が脳性麻痺児に主役の座を譲ってから久しいが,近年,さらに重度かつ重複化している状況を直視せざるをえない.わが国全体についてばかりでなく,それぞれの地方においても,程度の差こそあれ,人口の過密と過疎化の両極現象が著しいこと,また明らかな出生率の低下が見られることは周知の事実である.
肢体不自由児の最近の動向を考える際に,まず対象児の変化とともに,地域における人口の動態を承知しなければならない.ここでは地方,特に辺地といわれる地域における肢体不自由児の動向とともに,わが国最北かつ最東端に位置する北海道の脳性麻痺児のリハビリテーションの流れについて検討する.
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