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編集後記
横山 巖
pp.990
発行日 1989年12月10日
Published Date 1989/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106188
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多事であった平成元年も間もなく終わろうとしている.昭和天皇の崩御という大きな節目で始まった年であったが,今年はリハ医学界にとっても大きな変化の見られた年でもあった.日本リハビリテーション医学会が任意団体から転じて社団法人となったことは特筆されるべきことであり,今後の大きな発展が期待される.そのほか,日本リハビリテーション病院協会も誕生し,日本リハビリテーション医学会と緊密に協調しながら,リハ医療のレベルの向上,関連諸制度の改善などに向かってその歩みを始めようとしている.
今月の特集は“リハビリテーション医学と東洋医学”であるが,本誌が東洋医学を特集のテーマに取り上げるのはこれが2回目で,前回は第6巻11号(1978)において“リハビリテーションにおけるハリの応用”の特集が組まれた,今回の特集の企画は産業医大の緒方甫教授によるものであるが,針治療にとどまらず,漢方治療にもわたる幅の広いものとなり,また前回以後の11年間の経験がプラスされた特集となった.
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