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編集後記
横山 巖
pp.666
発行日 1988年8月10日
Published Date 1988/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105912
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暑中お見舞申し上げます.
夏休のひと時,緑陰に横たわりながら,身辺に生じているリハビリテーション医療の問題点に想いをめぐらすこともあるのではないかと存じます.
今月の特集は,「リハビリテーション医療の問題点」と題して日本リハビリテーション医学会の専門医・認定医の方々の御意見を集めたものであります.専門医・認定医合わせて30名の方に執筆を依頼した所,一名の欠落も無く全員から御意見をいただくことができました.企画の段階での心配は,テーマが2・3のトピックスに集中して,同じ様な意見の羅列にならないかということでしたが,それは全くの杞憂に終わり,極めて幅の広い多彩な御意見が並ぶことになりました.それらの中には,「リハビリテーション医不要論について」という穏やかならざるテーマもありましたが,これは,視覚障害,聴覚障害,内部障害から精神障害までを含めた全ての障害に対応しなければならぬような専門医は要らない,という博田氏のブラックユーモアであった次第です.
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