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紹介
高齢脳卒中片麻痺患者のリハビリテーション―南房総地区における体験から
Rehabilitation Programm for Elder Stroke Patients.
林 弘
1
Hiroshi Hayashi
1
1医療法人博道会館山病院附属館山リハビリテーション・センター
1Tateyama Hospital, Rehabilitation Center.
キーワード:
過疎高齢化
,
骨・関節
,
プログラム
,
社会資源
Keyword:
過疎高齢化
,
骨・関節
,
プログラム
,
社会資源
pp.363-367
発行日 1989年5月10日
Published Date 1989/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106057
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はじめに
人口高齢化の急速な進行は,単に生物学的ライフ・サイクルの変化に止まらず,人類史上かつてない社会的な変動をもたらそうとしている.高齢化推進の主役でもある現代の医療は,いま皮肉にも分野の如何を問わず,それへの対応を迫られているが,とりわけリハビリテーション医療のようにアフター・ケアーを受持つ分野は,社会的条件との兼ね合いが重大であり,高齢化の影響をまともに受ける宿命にある.
筆者の20年余に及ぶ脳卒中片麻痺患者との付合いは,当初は意気軒昂たる早期リハの提唱に始まったが,自らの加齢とともに転転して,ここ南房総の過疎高齢化地域に辿りつくこととなった.
以下,患者の高齢化とその社会的背景の変化による,脳卒中片麻痺リハビリテーションの避け難い変貌について,この地域での体験を報告し,諸賢の御批判を仰ぎたい.
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