印象記
第4回国際心臓リハビリテーション学会
岡島 康友
1
1東京専売病院リハビリテーション科
pp.73
発行日 1989年1月10日
Published Date 1989/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105994
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World Congress of Cardiac Rehabilitationは4年に1度行われているが,今年は4回目を数え,オーストラリアのブロードビーチで10月23日より4日間開催された.日本のCouncellor Memberとしては心臓リハビリの日本の第一人者であられる久留米大学医学部の戸嶋教授が参加された.今年の学会のテーマはQuality of Lifeであったが教育講演,シンポジウム,ワークショップの内容は運動負荷,心臓リハビリの効果,チームアプローチ,心理的問題,危険因子と予防など多岐に渡った.特に運動負荷の問題においてはBruce,Froelicher,Wasserman,Kellerman等の著名人の参加が目だった.
コンピュータ集計されたデータによると約600の登録者数のうち39名が日本人であったが残念ながらリハ医は我々のグループ4名だけであった.ポスターを含めたfree paperのうち日本からは6つの病院ならびに研究施設から13題の発表があったが,日本からのシンポジスト発表は慶応大学の千野先生のみとやや寂しかった.
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