一頁講座 骨格構造義肢・12
骨格義足の処方
今田 拓
1
1宮城県拓杏園
pp.999
発行日 1988年12月10日
Published Date 1988/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105979
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骨格義足の処方ということを,改まって取り上げるとすれば,非骨格義足の処方とどのような相違点があるかということになろう.
厚生省告示171号(昭和48年6月17日,以後15回改定,最近では,昭和63年11月改正予定)補装具の種目,受託報酬の額等に関する基準によれば,義肢は殼構造義肢と骨格構造義肢の二つに区分されているから,結局この両者の処方における相違点について考えてみることが,その出発点となる.
この基準は,両者ともにア.基本工作法,イ.採型区分,ウ.基本価格,エ,製作要素価格[(ア)ソケット,(イ)ソフトインサート,(ウ)支持部,(エ)義足懸垂用部品,(オ)外装],オ.完成用部品から成っており,この枠組は両者とも同じ構成になっているが,細目で異なってくる.
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