Japanese
English
研究と報告
膝関節障害による大腿四頭筋萎縮の病態に関する実験的研究
Histochemical Study of Quadriceps Muscle after Knee Joint Damage.
畑野 栄治
1
,
岡田 雄二
1
,
安達 長夫
1
,
生田 義和
1
Eiji Hatauo
1
,
Yuji Okada
1
,
Nagao Adachi
1
,
Yoshikazu Ikuta
1
1広島大学整形外科学教室
1Department of Orthopaedics, Hiroshima University School of Medicine.
キーワード:
筋肉萎縮
,
膝関節
,
靱帯
,
組織化学
Keyword:
筋肉萎縮
,
膝関節
,
靱帯
,
組織化学
pp.951-956
発行日 1988年12月10日
Published Date 1988/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105965
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はじめに
膝関節靭帯損傷に伴う大腿四頭筋萎縮は,主としてType Ⅰ筋線維に起こるとする報告が多いが,そのほか主としてType Ⅱ筋線維に起こるとするもの,あるいは筋線維タイプに特徴的な萎縮は起こらないとする説などがある.このように筋萎縮の本態はまだ解明されていないので,我々はラットの膝関節を使って複合靱帯損傷モデルを作製し,それによって生じた大腿四頭筋萎縮を組織化学的な面より観察した.人での大腿四頭筋萎縮の病態を推察する上でなんらかの手がかりとなれば幸いである.
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