Japanese
English
研究と報告
脱神経筋に関する実験的研究
Experimental Study on The Denervated Muscles.
畑野 栄治
1
,
津下 健哉
1
,
生田 義和
1
,
宮本 義洋
1
,
吉岡 薫
1
,
平松 伸夫
1
,
住田 佳樹
1
,
越智 光夫
1
Eiji Hatano
1
,
Kenya Tsuge
1
,
Yoshikazu Ikuta
1
,
Yoshihiro Miyamoto
1
,
Kaoru Yoshioka
1
,
Nobuo Hiramatsu
1
,
Yoshiki Sumida
1
,
Mitsuo Ochi
1
1広島大学医学部整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Hiroshima University School of Medicine.
キーワード:
脱神経筋
,
運動終末板
Keyword:
脱神経筋
,
運動終末板
pp.949-954
発行日 1981年12月10日
Published Date 1981/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104659
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はじめに
産業災害,交通事故の増加に伴って,末梢神経損傷に対するリハビリテーションが重要となってきている.末梢神経が損傷されると神経から筋肉への興奮が伝導されないために筋肉は収縮しなくなり,あるいは軸索流が途絶するために筋肉の栄養障害が起こる.脱神経後に起こる筋肉の萎縮や神経筋接合部(Motor End-Plate 以下M.E. と略す)の変化について述べている論文は枚挙にいとまがないが,その結論は対象とする筋肉によってしばしば異なっており一定していない.今回私たちはラットの坐骨神経切断後の筋肉およびM.E. の大きさ,形態,酵素活性などについて酵素組織化学的に研究したので報告する.
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