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特集 リハビリテーション医学教育
リハビリテーション医学卒後教育研修システムの実際―川崎医科大学
Post-Graduate Education in Rehabilitation Medicine: Kawasaki Medical School.
土肥 信之
1
Nobuyuki Dohi
1
1川崎医科大学リハビリ科
1Department of Rehabilitation Medicine, Kawasaki Medical School.
pp.112-113
発行日 1986年2月10日
Published Date 1986/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105541
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はじめに
川崎医科大学リハビリテーション科卒後研修プログラムは,他の科と同じく川崎医科大学卒後教育制度の一環であるが,リハ科の特徴も十分取り入れた独自の研修プログラムでもある.
卒後研修の目的は均整のとれた守備範囲の広い高度な診療能力を備えた有能な医師を養成することである.そのなかで特に重視されなければならないのは,54年の厚生省通達にもあるように実地の修練であり,医師と患者の関係についての理解を深め医の倫理を体得することにある.
リハビリテーション科の研修の内容は表1に示すように,大きく分けて研修医(ジュニアレジデントの2年間),とシニアレジデントの3年間に分けられる.
その他研究と博士号取得のため大学院コースがある.大学院とレジデントは2年間兼務出来るので,7年間で臨床と研究の修練を終えることができる.研修内容は川崎医科大学臨床研修計画書に書かれているのでそれを示す1).
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