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特集 リハビリテーション医学教育
リハビリテーション医学卒後教育研修システムの実際―東京大学
Post-Graduate Education in Rehabilitation Medicine: Tokyo University.
江藤 文夫
1
Fumio Eto
1
1東大病院リハビリテーション部
1Central Rehabilitation Service, University of Tokyo Hospital.
pp.105-106
発行日 1986年2月10日
Published Date 1986/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105537
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- Abstract 文献概要
リハビリテーション医学の卒後研修は原則的に,リハビリテーション医学を専門とする医師を養成することを目的とする.一般的に,卒後教育における大学病院の役割は大であり,その活動も多様である.東大医師会の臨床研究会のテーマに今回は,「運動療法とリハビリテーション」がシリーズで取りあげられ,糖尿病,小児の喘息と心疾患,循環器疾患,神経疾患をテーマとして講演が行われた.しかし,個々の専門分科の卒後教育に関しては問題が多い.リハビリテーション医学に関しては,伝統的な診療科に比し,卒後教育に積極的であることは他の比較的新しい診療科と同様である.しかし,病院内における診療科の規模は中央診療部の一部にとどまり,独自の病床も保有しない.そうした状況の中で,リハビリテーションの診療に携わるために卒後研修を受けた者は昭和47年以出既に40名を越えた.さらに,この数年来,学会による専門医制度の確立に伴い,卒業直後から専門医の資格を希望する者を主な対象としてカリキュラムを組むようになっている.
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