書評
三沢義一(筑波大学教授)著―障害と心理
本田 哲三
1
1国立塩原温泉病院理学診療科
pp.48
発行日 1986年1月10日
Published Date 1986/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105523
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リハビリテーション医学において心理的アプローチの必要性が叫ばれはじめて幾ひさしい.しかし,一方では「心理=心理検査」といった短絡的発想や治療者の主観的な「おもいやり」をもって十分とする態度もあいかわらず散見され,以上の理念は日々のリハビリ臨床の土壌には十分根づいていると言いがたいのが実情であろう.
このような背景にあって本書はまことに時代のニードに適した企画といえる.
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