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特集 施設の再検討
肢体不自由児施設からみた療育事業の現況と問題点―今後の施設体系の発展に思いをよせて
Present Status and Problem of Children's Rehabilitation Activity from a Viewpoint of Facilities for Physically Handicapped Children: Giving Heart to Future Development of the System for Children's Rehabilitation Center.
高橋 孝文
1
Takafumi Takahashi
1
1宮城県整肢拓桃園
1Seisi-Takuto-En, Miyagi Prefecture, Crippled Children's Hospital-Home.
キーワード:
施設の性格
,
療育システムの変遷
,
多面的アプローチ
,
多科診療
Keyword:
施設の性格
,
療育システムの変遷
,
多面的アプローチ
,
多科診療
pp.331-335
発行日 1985年5月10日
Published Date 1985/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105374
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Ⅰ.肢体不自由児施設の4半世紀―10年毎におしよせた重要課題に思いをよせて
高木憲次博士が1917年(大正6年)にわが国ではじめて「夢の楽園教療所の説」を提唱され,さらに1924年(大正13年)に「クリュッペルハイムについて」と題する論文の中で,“療育の理念(高木)”にもとづいた肢体不自由児施設とこれを拠点とする地域療育事業推進の必要性を説かれてからすでに70年近くが経過した.
しかし,わが国のこれらの事業が現実に全国的に推進できるようになったのは,第2次大戦後の1947年(昭和22年)に制定された児童福祉法を根拠とするものである.
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