Japanese
English
症例報告
48年目の処女歩行―中年期よりリハビリテーションを開始した脊椎披裂の一症例
Her First Independent Walking at Age of 48.
本田 哲三
1
,
千野 直一
1
,
乾 吉佑
2
,
小田 典雄
3
,
斎藤 正也
3
Tetsumi Honda
1
,
Naoichi Chino
1
,
Yoshisuke Inui
2
,
Norio Oda
3
,
Masaya Saito
3
1慶応義塾大学リハビリテーション科
2慶応義塾大学精神神経科
3慶応義塾大学月が瀬リハビリセンター
1Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine.
2Department of Psychiatry, Keio University School of Medicine.
3Keio University, Tsukigase Rehabilitation Center.
キーワード:
発達史的観点
,
ひきこもり行動
Keyword:
発達史的観点
,
ひきこもり行動
pp.981-983
発行日 1983年12月10日
Published Date 1983/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105082
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はじめに
先天性障害者へのリハビリテーション(以下リハビリ)は,単に身体面のみならず心理社会的発達段階に即した総合的プログラムが重要である事は周知の通りである.
今回我々は,生後47年間家庭内「とじこもり状態」にあった脊椎披裂例を経験し,発達史的観点をふまえたチームアプローチにより満足すべきリハビリを行いえた.以上の治療過程に若干の考察を加えて報告する.
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