書評
―Ida Bromley, M.C.S.P. 著 田口順子・他 訳(神奈川県総合リハビリテーションセンター)―(原著第2版)四肢麻痺と対麻痺のリハビリテーション
鈴木 正彦
1
1国立身体障害者リハビリテーションセンター
pp.497
発行日 1983年6月10日
Published Date 1983/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104974
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待ち望んでいた“四肢麻痺の理学療法”の手引書,実用書が遂に出た! というのが本書を手にした実感である.
昭和50年,私共のスタッフが,約1年にわたるストークマンデビル病院留学から帰国して以来,我々の脊髄損傷に対する技術は明らかに向上した.間もなく本書の原著第1版が彼のもとに送り届けられ,著者ブロムリー女史の指導結果と,彼女の著作の両面から,ストークマンデビル病院と著者の脊髄損傷に対する素晴らしい治療技術を知った私は,一日も早くその技術が日本のPTの中に広まることを期待していたのである.
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