Japanese
English
特集 国際障害者年をふりかえる
精神薄弱者にとっての国際障害者年
Mentally Handicapped Persons in IYDP.
皆川 正治
1
Masaharu Minagawa
1
1社会福祉法人全日本精神薄弱者育成会(手をつなぐ親の会)
1Japanese Parents' Association for the Mentally Retarded.
キーワード:
精薄者の発言
,
ともに歩む人
Keyword:
精薄者の発言
,
ともに歩む人
pp.729-732
発行日 1982年8月10日
Published Date 1982/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104795
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国際障害者年は,障害者について考える時に精神薄弱の問題を忘れてはならないこと,それがどのような特性をもち,その人はどのようなニーズをもつかなど具体的に知る必要があること等に目を向ける機会を人々に与えた.それが何よりの成果であったと思う.結局は身体障害者の年になってしまって,精神薄弱者の影は薄くなったという声が少なくないのは事実であるが,いろいろな配慮の下に精神薄弱者が忘れられないようにしようと努力されたことを評価したいのである.言い換えれば,精神薄弱の問題はわが国の社会ではまだそういう段階にあるということで,これからの努力の必要と方向を関係者に改めて印象づけたと言っていいであろう.
国連の“国際障害者年行動計画”には次のように記されている.
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