学会報告
第16回九州リハビリテーション医学懇話会―昭和56年3月1日,於:宮崎県医師会館
木村 千仭
1
1宮崎医科大学整形外科
pp.747-750
発行日 1981年9月10日
Published Date 1981/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104615
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1.脳卒中患者の痴呆について
――主としてCT所見からの検討――
国立療養所福岡東病院理学診療科 吉永繁彦
同 内科 西野 康
はじめに:脳血管障害に関する研究は,最近さかんになりつつある.しかし,痴呆とその所見との関係や,その痴呆の経時的推移についての検討は,まだあまり見られない.そこでわれわれは,痴呆と所見との関係および痂呆の経時的変化について検討を行ってみた.
検索対象および方法:国立療養所福岡東病院に入院し,リハビリテーションサービスを受けた脳卒中患者のうち,昭和55年4月より12月末までに退院した症例で,リハビリテーションサービスの開始時(初回テスト)および終了時(最終回テスト)に,長谷川式痴呆テストを行った59例をその対象とした.CTスキャンは,デルタスキャン100で検索を行った.
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