印象記
リハビリテーション交流セミナー'79を見て,聞いて―昭和54年9月21,22日,東京
大川 嗣雄
1
1横浜市大医学部病院リハビリテーション科
pp.319-322
発行日 1980年4月10日
Published Date 1980/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104308
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はじめに
リハビリテーション交流セミナーは,ボランティアの委員によって過去2回開かれ,今回も同様な母体で,54年9月21日と22日の2日間にわたって,新宿セブンシティにおいて開催された.わが国におけるこのような交流の試みは初めてのことであるが,特筆すべきことは,実行委員会が各分野において活躍しておられる方々がボランティアのベースで運営されたことである.各人が忙しい中を,何回も仕事を終った後で集まり,熱心な討論を続け,会の計画が練られた.筆者もその1人であったが,遠い(?)ことを理由に委員会に余り出席せず,怠惰な委員であった.しかし,いずれにしても,各委員の真摯な交流の心がこのような試みをここまで引っ張ってこられた原動力であろう.
今,手許に2月に行われた第2回の準備委員会の資料があるが,その内容は大変盛沢山である.すなわち,参加者,定員の問題にはじまり,プログラムの検討,セミナーの基本方針,委員会構成から今後のあり方についてまで討議がなされている.また,すでにこの段階で,講演のテーマとして41題,シンポジウムに33題,分科会に41題の候補があげられていた.その後,種々な検討の結果,最終的には表1のようなプログラムとなった.
次に交流セミナーの当日の印象を,委員の一人としてではなく,参加者の一人として率直な感想を述べさせて頂く.
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