印象記
第10回リハビリテーション交流セミナー
澤村 誠志
1
1兵庫県リハビリテーションセンター
pp.69-71
発行日 1987年1月10日
Published Date 1987/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106448
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10回を迎えたリハビリテーション交流セミナーは,さる10月30日,31日の両日,仙台市東急ホテルで開催された.このリハ交流会セミナーは,医療・教育・福祉など各分野の専門家が,人的,知的交流をはかることによってリハビリテーションの現状を総合的に把握し将来への指針を求めることを目的としている.今回は,10回目という区切りに当って,障害者の「全人間的復権」というリハの理念を基調に「ともに考え,ともに生きる」を主題として,多彩なプログラムが展開された.
過去40年以上に亙り,宮城県拓桃医療療育センターを拠点として,宮城県のリハを育成された高橋孝文実行委員長の見事できめの細かいリーダーシップのもとに運営され,70名のスタッフ,116名の学生を含めた500名の参加者により熱気あふれる雰囲気のもとに行われた.前回のセミナーの実行委員長が報告する義務があるとのことで編集部の方から筆者の印象記の依頼をうけた.しかし紙面の制限もあってこのセミナーの凡てを御紹介することは出来ないので,筆者の感じた印象を中心にのべ報告に代えることをお許しいただきたい.
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