Japanese
English
研究と報告
“腰痛”に対する骨盤ベルトの試み
Pelvic Belt for Treatment of Low Back Pain.
田島 直也
1
,
藤井 利雄
1
,
深沢 俊裕
1
,
井上 正良
2
Naoya Tajima
1
,
Toshio Fujii
1
,
Toshihiro Fukazawa
1
,
Masayoshi Inoue
2
1長崎三菱病院整形外科
2長崎三菱病院理療科
1Department of Orthopedics, Nagasaki Mitsubishi Hospital.
2Dept. of Physical Therapy.
pp.139-142
発行日 1980年2月10日
Published Date 1980/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104275
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はじめに
腰痛は日常しばしば遭遇し,整形外科一般外来では約25%前後に相当するといわれている.これは社会環境の変化に伴ってますます増加の傾向があるといえる.
腰痛の原因は多岐にわたり,疼痛の発現機転も必ずしも明確になされていない.ここに腰痛の治療の困難性があるが,腰椎椎間板症,腰椎分離,辷り症等の不安定椎に対する保存的療法の一つとして腰椎用軟性コルセットはしばしば処方され,使用されている.
今回,私達は腰痛対策として“いわゆる骨盤ベルト”を使用し有効と思われるので報告する.
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