Japanese
English
研究と報告
理学療法部門における視力障害者の業務内容に関する一経験
A Report of Work Ability of the Visually Handicapped in Physical Therapy Department.
藤沢 しげ子
1
,
川村 信彦
1
,
松井 厳
1
,
千野 直一
1
Shigeko Fujisawa
1
,
Nobuhiko Kawamura
1
,
Iwao Matsui
1
,
Naoichi Chino
1
1慶応義塾大学病院リハビリテーションセンター
1Rehabilitation Center, Keio University.
キーワード:
視力障害者
,
理学療法
Keyword:
視力障害者
,
理学療法
pp.135-138
発行日 1980年2月10日
Published Date 1980/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104274
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はじめに
医学的リハビリテーションの有用性が説かれ,日本に理学療法士,作業療法士が誕生して,十数年の歳月が流れている.理学療法士の数は年々増加しているが,社会のニーズを充足するにはほど遠い状態である.
従来より,多くの施設では視力障害を有した者も理学療法に従事してきており,また,マッサージ校を新たに卒業した者が理学療法部門に参加しようとしている.しかしながら,障害のために仕事の場が狭められたり,その能力が十分に生かされないことが多々あると聞いている.そこで我々は,患者に対してより多く,よりよい医療人を提供するために,視力障害者に,その障害の程度に応じて,リハビリ医療が安全かつ正確に行われるか,種々の医療内容についての経験的考察を試みた.
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