--------------------
編集後記
土屋 弘吉
pp.83
発行日 1980年1月10日
Published Date 1980/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104265
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
1980年代の冒頭は,ただいま最も関心の深い問題の1つである「リハビリテーション医学教育」を特集した.昨春第16回日本リハビリテーション医学会総会において,専門医制度設置の件が提案され,時間の関係で充分討議を尽くすことができず,継続審議となった.専門医制度は,卒後教育と深くからみ合った問題であり,いわば車の両輪のような関係にある.すでに何回か論じられた医学教育の問題を再度採り上げた理由もここにあり,わが国の卒後教育の現状を充分に踏まえた上で,専門医制度に対する各自の心構えを作っておいていただければという編集子の願いが籠められている.
上田氏は,リハ医学会医学教育委員であり,日本のリハビリテーション医学教育の抱えている問題点を全般的に総括し,ことに専門医設置の重要性を論じた.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.