Japanese
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講座
脳性麻痺の周辺(3)―Floppy Infant
Problems related to the Cerebral Palsy (3): Floppy Infant.
平山 義人
1,2
,
福山 幸夫
2
Yoshito Hirayama
1,2
,
Yukio Fukuyama
2
1埼玉県小児保健センター
2東京女子医大小児科
1Saitama Children's Health Center.
2Department of Pediatrics, Tokyo Women's Medical College.
キーワード:
先天性筋緊張低下症
,
amyotonia congenita
Keyword:
先天性筋緊張低下症
,
amyotonia congenita
pp.705-710
発行日 1979年9月10日
Published Date 1979/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104203
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はじめに
定頸,定坐,歩行開始の遅れなど運動発達遅延を主訴に来院する乳幼児を診た時,筋緊張が亢進し体が硬く感じられる児と,それとは反対に,筋緊張が低下し全体に軟らかくグニャグニャした感じを受ける児を稀れならず経験する.後者のように筋緊張が悪く,体がグニャグニャした乳児は,その原因を問わずfloppy infantと呼ばれている.本邦では“ぐにゃぐにゃ乳児”,いわゆる“やわらかい乳児”などと訳されているが,floppy infantと英語で呼ばれることが多い.
著者らはfloppy infantに関連する歴史的背景,筋緊張の診断,分類,症例の紹介,診断のためのチェックポイント,検査,予後,治療につき解説を試みた.
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