Japanese
English
特集 熱傷のリハビリテーション
熱傷患者の作業療法―スプリントに工夫を加えた二症例
Occupational Therapy for Burned Patients: Effective Use of Splints.
関谷 修
1
,
入村 文子
1
,
生田 宗博
1
Osamu Sekiya
1
,
Ayako Nyūmura
1
,
Munehiro Ikuta
1
1横浜市立大学病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Yokohama City University Hospital.
キーワード:
熱傷
,
スプリント
Keyword:
熱傷
,
スプリント
pp.290-291
発行日 1979年4月10日
Published Date 1979/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104140
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- Abstract 文献概要
はじめに
熱傷患者の作業療法では,時期や程度に応じた種々のアプローチが考えられる.しかし,その主体は上肢,特に手指の機能の回復である.このためには,変形や拘縮の予防から,積極的な治療までが含まれる.作業療法は,これらの問題に対し有効であるが,作業それ自体だけでなく,スプリントの作用がその効果を増大させる.しかし,熱傷の場合,定型的なスプリントは意味がなく,症例に応じた工夫が必要である.われわれが最近スプリントに工夫を加え,有効であった症例を報告する.
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