印象記
国際義肢装具連盟(ISPO)世界会議―昭和52年5月27日~6月2日,於ニューヨーク
土屋 弘吉
1
1横浜市立大学整形外科
pp.695-696
発行日 1977年9月10日
Published Date 1977/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103850
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国際義肢装具連盟(ISPO)の1977年世界会議は,昭和52年5月27日から6月2日までの7日間,New York市のAmericana Hotelで行なわれた.
学会に登録した人数は1,100名ということであり,そのうち日本人の参加者は85名であった.ISPOの日本人の正会員はちょうど90名であるので,正会員の数も.世界で5指の中に入る数であるが,今回の85名という参加者の数も第2位か第3位くらいであったろうと思う.そのためか公用語には,英語,独語,仏語,スペイン語の他に日本語が加えられ,大会場ではいつでも同時通訳で日本語が流れていたことは,国際会議として私の知る限りはじめてのことであったと思う.こういう雰囲気の中で私たちは非常に肩身の広い気持ちを味わうことが出来,英語のかなり達者な方が日本語で座長を勤めたり,演説をしたりすることが非常に堂々としていて少しも不自然な感じを与えなかったことは私の新しい発見であった.
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