建築と設備・53
東京都リハビリテーション病院
川島 浩孝
1
Hirotaka KAWASHIMA
1
1(株)共同建築設計事務所
pp.772-777
発行日 1990年9月1日
Published Date 1990/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900732
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
■はじめに
この病院は,東京都におけるリハビリ医療の三層体系(初期・専門・地域リハビリ)の中での,専門リハビリ医療を担う中核的施設として機能する一方,災害(特に関東大震災級の大地震を契機として発生する一連の災害)時には,江東地区防災拠点の1つである白鬚東地区(防火壁となる高層住宅群と隅田川に囲まれた避難用公園)内の災害医療センターとして機能するという,2つの役割を併せ持つべく設立された施設である.
平成2年5月,165床(初年度は89床)の病院として開院した当病院では,その運営を東京都医師会に委託するという公設民営方式における新スタイルが採用されており,今後の都立病院運営の1モデルケースとしての位置付けもなされている。
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.