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Edited by James F. Garrett and Edna S. Levine: Psychological Practices with the Physically Disabled
高田 玲子
1
1伊豆逓信病院
pp.339
発行日 1974年4月10日
Published Date 1974/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103130
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ここ数年来,日本のリハビリテーションでもチームアプローチが強調され,従来のDr,PT,OTの他にSTとかSW,Psyのような新しい職種がリハチームに参加するようになってきました.そして次第に障害者を把える視点も「障害を持った人間」に焦点が移ってきたようです.リハビリテーションの流れがこのようになってきた今日,これに参画する職員が障害者に対して基本的に共通の理解・視点を持つことは,援助効果を有効にする上で重要であります.そのような理由から障害者理解の一助としてここに紹介するPsychological Practices with the Physically Disabledはリハビリテーションにたずさわる職員にとって役立つ本だと思います.
編者は米国の保健教育福祉省の職業リハビリテーション局の調査研究ならびに訓練課のアシスタントディレクターであるJames F. Garrettと,ニューヨーク大学の教育心理学部の顧問である Edna S.Levineの2人であります.
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