書評
—Edited by William F. Windle—The Spinal Cord and its Reaction to Traumatic Injury—Anatomy—Physiology-Pharmacology—Therapeutics
佐野 圭司
1
1帝京大学
pp.609
発行日 1981年6月1日
Published Date 1981/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204778
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文明国では事故が多い。米国では人口10万に対し年間50の事故死があるという。また事故によるPa—raplegiaやquadriplegiaは人口10万に対し19の割で見られているという。そしてこれは年間人口10万に対し3の割合で増加して行くといわれている。かように米国で多い,そしてわが国でも増加しつつある脊髄損傷をあつかう医師に必要にして充分な脊髄の解剖,生理の知識を供給しようというのが本書の目的である。
第1章はM.A.Brazierが18世紀,19世紀の脊髄の概念の変遷について書いている。
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