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研究と報告
在宅重度身障者への新しいリハビリテーション・サービスとしてのワーク・アクティヴィティ(作業活動)プログラム―神奈川県における実験プロジェクトを中心として
Work activity program: A new rehabilitation service for severely handicapped persons in Japan, based upon the pilot project in Kanagawa Prefecture.
松井 亮輔
1
Ryosuke Matsui
1
1社会福祉法人日本キリスト教奉仕団身体障害者授産施設アガペ授産所
1Agape Workshop for the Disabled.
キーワード:
在宅重度身障者
,
簡易作業と趣味活動
,
通所施設
Keyword:
在宅重度身障者
,
簡易作業と趣味活動
,
通所施設
pp.449-456
発行日 1973年4月10日
Published Date 1973/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102916
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【抄録】この小論は在宅重度障害者に対するリハビリテーション・プログラムとして欧米で発達したワーク・アクティヴィティ・プログラムをわが国に導入する一つの試みとして,昭和46年度神奈川県で行なわれた実験プロジェクトについての紹介である.実験プロジェクトに参加した対象者は8名で,プログラム回数も3回という極めて限られたものではあったが,実験プロジェクトの一環として実施された在宅重度身障者訪問調査にもあらわれているように,少なくとも理念としてのワーク・アクティヴィティ・センターは大多数の対象者ならびに家族から積極的に支持されていることが明らかになった.センター設置にあたっては,既存のリハビリテーション・サービスとの調整や,対象者の範囲や規摸,プログラム内容などの検討が必要であるが,48年度実施予定の「老人ワーク・ルーム」などの関連づけができれば,ワーク・アクティヴィティ・プログラムの早期実施は可能と思われる.
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