Japanese
English
症例報告
気管カニューレの変更・抜去により日常生活に著しい改善が得られた1例
A case report:changing the type of trachesotomy tube and decannulation resulted in significant improvement in daily living.
北川 未央
1
,
大熊 るり
2
Mio Kitagawa
1
,
Ruri Okuma
2
1初台リハビリテーション病院リハケア部
2初台リハビリテーション病院診療部
1Department of Rehabilitation and Care, Hatsudai Rehabilitation Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, Hatsudai Rehabilitation Hospital
キーワード:
嚥下障害
,
気管切開
,
カニューレ抜去
,
痰
Keyword:
嚥下障害
,
気管切開
,
カニューレ抜去
,
痰
pp.585-588
発行日 2011年6月10日
Published Date 2011/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102102
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はじめに
近年,気管切開孔や気管切開カニューレ(以下,カニューレ)が嚥下機能に悪影響を及ぼすという指摘が増えており1-3),摂食嚥下へのアプローチを行う際,カニューレの変更・抜去,気管切開孔の閉鎖の可否を検討することが求められている4).しかし,少量の誤嚥があったり,痰の量が多いなどのケースでは,カニューレの抜去や気管切開孔の閉鎖の決断を躊躇してしまうことも少なくない.今回,カニューレを段階的に変更し,抜去したことにより,日常生活に著しい改善が得られた症例を経験したので報告する.
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