Japanese
English
研究と報告
要介護高齢者の座位前方リーチテストの再現性と妥当性の検討
Evaluation of the reliability and validity of the sitting forward reach test for frail elderly persons.
安田 直史
1,2
,
村田 伸
3
,
菅沼 一平
2
,
松尾 奈々
2
Naofumi Yasuda
1,2
,
Shin Murata
3
,
Ippei Suganuma
2
,
Nana Matsuo
2
1樋口医院通所リハビリテーションふれあいの里
2西九州大学大学院健康福祉学研究科
3西九州大学リハビリテーション学部
1Commuting to Rehabilitation Institutions Fureainosato, Higuchi Clinic
2Graduate School of Health and Social Welfare Science, Nishikyushu University
3Faculty of Rehabilitation Science, Nishikyushu University
キーワード:
要介護高齢者
,
座位前方リーチテスト
,
体幹機能
Keyword:
要介護高齢者
,
座位前方リーチテスト
,
体幹機能
pp.477-481
発行日 2011年5月10日
Published Date 2011/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102071
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要旨:〔目的〕要介護高齢者における座位での前方リーチテストの再現性と基準関連妥当性について検討した.〔対象・方法〕要介護高齢者33名(平均83.2±6.5歳)を対象に,座位前方リーチテストの再現性についてはテスト-再テスト法による級内相関係数,基準関連妥当性についてはすでに体幹機能評価法として報告されている座位保持能力と起き上がり所要時間との関連について,ピアソンの相関係数を求めて検討した.〔結果〕座位前方リーチテストの再現性は0.960ときわめて高く,体幹機能の指標とした起き上がり所要時間や座位保持能力との間に有意な相関が認められ,座位前方リーチテストの基準関連妥当性が確認された.〔結語〕座位リーチテストは,体幹機能を定量的に評価できる簡便なテスト法として,臨床応用できる可能性が示唆された.
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