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増大特集 リハビリテーション医学2007―最近10年の動向とエビデンス
リハビリテーションを巡る動向
リハビリテーション医学を巡る10年間の動向
Paradigm shift in rehabilitation medicine during these 10 years.
中村 隆一
1,2,3
Ryuichi Nakamura
1,2,3
1東北大学
2東北文化学園大学大学院
3希望病院
1Tohoku University
2Tohoku Bunkagakuen University Graduate School
3Nozomi Hospital
キーワード:
健康
,
障害
,
パラダイム転換
Keyword:
健康
,
障害
,
パラダイム転換
pp.959-966
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101052
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はじめに
最近,リハビリテーション医学は,臨床では伝統的な医学への回帰をみせ,治療医学との連続性あるいは連携を強化し,臓器別の細分化を進めている.なお,ここでは医学を「生体の構造・機能及び疾病を研究し,疾病の診断・治療・予防の方法を開発する学問であって,基礎医学・臨床医学・社会医学・応用医学などに分けられる」1)と定義しておく.他方,ケア領域にも新たな役割が拡大して,リハビリテーション医学の重要性が急速に認識されている.いずれも患者,障害者あるいは高齢者の健康状態の維持向上を主目的としている点では差異はない.そこで,これらの状況をもたらした諸要因の検討を通して,現状の理解に資することにする.
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