増大特集 リハビリテーション医学2007―最近10年の動向とエビデンス
特集にあたって
pp.957
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101051
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「総合リハビリテーション」誌では,およそ5年に一度増大号を発行しています.前回は,2002年の「新・リハビリテーション技術」と題したものでした.本誌では,毎号特集を掲げていますので,増大号ではそれらとは違った大局的な視点からまとめた増大特集号であることが期待されます.それにふさわしい視点は何かという論議の末,今回は,「リハビリテーション医学2007―最近10年の動向とエビデンス」と題する増大号を企画しました.
医学は,常に進歩・変化しています.普段の特集では,個別領域ごとに,新たな知見や動きをまとめていただいています.しかし,ここ10年の特徴と言えば,得られた知見を個別に評価すると言うよりも,それらを集めて俯瞰(高いところから全体をみること)し,批判的に吟味を加える「(メタ認知的な)態度」のように思われます.その表れがEBM(evidence-based medicine;根拠に基づく医療)や,それにもとづくガイドラインの作成やその見直し作業です.
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