Japanese
English
実践講座 リハビリテーションにおける精神症状への対応・5
認知症
Treatment for the dementing patients in rehabilitation.
下村 辰雄
1
Tatsuo Shimomura
1
1秋田県立リハビリテーション・精神医療センターリハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Akita Prefectural Center of Rehabilitation and Psychiatric Medicine
キーワード:
アルツハイマー病
,
レビー小体型認知症
,
血管性認知症
Keyword:
アルツハイマー病
,
レビー小体型認知症
,
血管性認知症
pp.783-792
発行日 2007年8月10日
Published Date 2007/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101017
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はじめに
日本社会の高齢化に伴い,認知症患者数は増加の一途をたどっている.今後,高齢化に伴い,身体障害者のリハビリテーションにおいても認知症に対応する必要性が増すと思われる.認知症とは,一度発達した知的機能が,脳の器質性障害によって広範に継続的に低下した状態で,特定の疾患名を指すのではなく,種々の疾患により生ずる臨床的状態像である.
本稿では身体障害者のリハビリテーションにおいて比較的経験しやすい認知症を中心に,認知症の評価,診断,リハビリテーションを進める際の留意点について概略する.
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