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特集 整形外科における術後リハビリテーションの日米(欧)比較
脊椎手術―インスツルメンテーション
Spinal instrumentation surgery.
松本 守雄
1
,
千葉 一裕
1
,
戸山 芳昭
1
Morio Matsumoto
1
,
Kazuhiro Chiba
1
,
Yoshiaki Toyama
1
1慶應義塾大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Keio University, School of Medicine
キーワード:
脊椎手術
,
インスツルメンテーション
Keyword:
脊椎手術
,
インスツルメンテーション
pp.925-929
発行日 2003年10月10日
Published Date 2003/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100902
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はじめに
脊椎脊髄疾患は椎間板変性疾患,外傷,腫瘍,脊柱変形など多岐にわたる.これらの疾患に対する手術療法は神経除圧に加え,変形,転位,不安定性に対する矯正・固定を目的に行われる.矯正・固定術を行う際には,力学的に不安定な脊椎を即時に安定化させうる脊椎インスツルメンテーションの併用がきわめて有用であり,不可欠である場合も少なくない.
本稿では脊椎インスツルメンテーションの概念,歴史を紹介し,実際の症例を提示しつつ,その意義,術後リハビリテーションの実際について概説し,また,本邦と欧米の術後リハビリテーションの差異について言及したい.
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