学会印象記
第6回日本リハビリテーション連携科学学会
長澤 弘
1
1神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部リハビリテーション学科
pp.585-587
発行日 2005年6月10日
Published Date 2005/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100126
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2005年3月19日(土)・20日(日)に東京の文京区民センターに於いて開催された「第6回日本リハビリテーション連携科学学会」に出席した.この学会は,1999年4月に発足した新しく若い学会である.しかしながら,参加されている方々をみると理解できるように,多職種・多専門の人々が,「リハビリテーション」という共通概念のもとに,その目標と理念に照らし,いかにしてお互いが連携し共有すべきものを探索しようかという,積極的な態度が随所に現れた学会であると言える.その結果,リハビリテーション各分野の連携に基づく研究と実践を推進し,わが国におけるリハビリテーションの充実・発展に寄与するという目的を掲げた学会なのである.
初代の理事長は,筑波大学名誉教授である三澤義一先生であり,また第2代理事長が兵庫県立総合リハビリテーションセンター名誉院長であった澤村誠志先生であることからも容易に想像ができるわけだが,医療,教育,社会,福祉,職業など,多岐にわたるリハビリテーション諸科学の有機的連携を図り,机上の論議でなく実践の積み重ねのなかで実践家の共通する広場を提供し,学際的に実証していこうとしていた.
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