学会・研修会印象記
日本リハビリテーション連携科学学会 第20回大会
生田 純一
1
1中伊豆リハビリテーションセンター
pp.678
発行日 2019年7月15日
Published Date 2019/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201754
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近年,医療において急性疾患から慢性疾患に焦点が移行しています.これは,公衆衛生学で用いられている「健康転換」の概念です.このような背景から,医療・保健・福祉の領域にて連携や協働が求められて数十年が過ぎています.「『連携』という言葉だけが,ひとり歩きしていないか?」,「どのような『連携』が求められているのか?」といった疑問や悩みについて考える機会が多いように思います.このような課題を解決するためにヒントを得ることができるのではないかと期待を抱き,表題の学術集会に参加しました.拙文ではございますが,報告させていただきます.
日本リハビリテーション連携科学学会の第20回大会は2019年3月16日(土)〜17日(日)に,鈴木孝治大会長(藤田医科大学)のもと藤田医科大学にて開催されました.本大会のテーマは,「リハビリテーションの連携は科学できたのか」であり,地域包括ケアシステム,認知症カフェ,緩和ケア等の各領域において「連携」に焦点化した講演,シンポジウムが行われました.
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