学会印象記
日本リハビリテーション連携科学学会第9回大会
澤村 誠志
1
1兵庫県立総合リハビリテーションセンター
pp.608-609
発行日 2008年6月10日
Published Date 2008/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101277
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日本リハビリテーション連携科学学会は,医療・教育・社会福祉・職業・リハビリテーション工学など各専門領域別に分かれているリハビリテーションのサービスを,利用者の立場に立った,より質の高いものにするために,その枠組みを超えてリハビリテーション諸科学の連携と実践を重視した研究交流の場として1999年に創設された.今回の第9回大会は,高橋榮明学長の大会長のもと,新潟医療福祉大学において,2008年3月22,23日の2日間にわたり素晴らしい充実したプログラムが展開された.
高橋大会長の選ばれた大会のテーマは「健康長寿を目指すQOLサポーターの連携」であった.障害があっても一人の人間として尊厳をもって生活を営む全人間的復権を基盤に,健康長寿社会の実現を目指すためには,地域を愛する健康・医療・福祉関連専門職種QOLサポーター間の連携が不可欠であるとの理念が,大会全体を通じて中軸として活かされた大会となった.
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